今まで観た映画やDVD      <第36回〜第40回>
         続・三丁目の夕日(ALWAYS)           

前作品が日本の映画賞を総なめにしたほどの出来だったが、なかなかどうして、今回の続編も前作以上と言っても間違いないくらいの出来、実に素晴らしい。あの昭和35年代の世界に入り込め、昭和のよき時代を思い存分楽しむ事ができる、皆、貧しくも人間本来持つべき心が温か、観終わった後温かい気持ちになれること間違いない、他人のことはかえりみず自分勝手な人間がやたら増え、偽証や殺人が日常茶判事になっている現在、全国民に私は見て欲しいと思うくらいの作品だと思う、自分の事よりも他人が困っている時は助けてあげたり力になってあげたりできる人情味ある世の中、殺伐とした時代になっている現在に、問題を投げかけている様な作品に思えてならない、是非貴方もじっくりこの映画を観てみてください、そして、人間の心の温かさを感じてみてください、なおハンカチかタオル持参する事をお奨めします。

               お く り び と

葬式の映画だったのであまり観る気がしなかった映画だったが日本映画史上初となる、第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞してから観てきました。納棺師という仕事を通してのストーリー、悲しく陰気くさい葬儀のイメージとは違い随所に笑いを誘う所や主演の本木雅弘さんが惚れ込んだ作品だけに、納棺師として実際仕事ができるくらいの身のこなしが素晴らしく、むしろ美しいと思えるくらいの作法に感動すると同時に脚本の素晴らしさを実感しました。
最後のところで、火葬の点火をするボタンを押す時に、優しく「いってらっしゃい」と言葉をかける場面は
死は亡なるのではなく、新たに生まれ変わる為の旅立ちのように思え、終わりでなく新しい旅立ちへの「いってらっしゃい」の言葉のように感ました。さすがアカデミー賞を受賞するだけの作品、実に見ごたえの有る素晴らしい出来の映画でした。


        レッド・クリフ・PARTU
以前書上げていましたが、リンクし載せるのを忘れていました。前作品を観た時から心待ちしてい作品、撮影現場ではかなり怪我人が出たりしたのではないかと思うほどの迫力と、80万VS5万の孫権軍、圧倒的劣勢の立場から、孔明の一夜にして10万本の矢を調達・風向きが有利になる日を予言し・天候を味方にしての神がかり的活躍、この役を演じた金城武・カッコ良すぎって感じだったけど、圧倒的勢力の曹操軍を孫権軍が倒していく様は、胸のすくような戦いと共に、これぞ映画で観ないという迫力ある大画面、いやー・最高に良かった!!
前作品も良かったのですが、今回はそれ以上に感情的にホロっとくるところや、ハラハラする場面もあり、前作品以上に良かったと思いました。
          20世紀少年・最終章「ぼくらの旗

最終章のテレビコマーシャルが流れると同時に、テレビで第1章・第2章を放映、何も分からなかった私は第1章を観終わり、完全にはまってしまい、「20世紀少年・最終章・ぼくらの旗」を観たくなるような作り手の策略に完全に引っ掛かってしまった(@_@;)
友達の正体はだれだ!!それが気になって最終章を観たが途中覆面を取られたら「ヨシツネ」?、しかし、「ヨシツネ」は影武者で友達ではない。結局友達は「カツマタ」くんだったが、この映画「エンデングも終わるまで席を立たないでください」の注意!!  
イヤー!この最後こそが「ケンジ」と「カツマタ」くんの関係を分かりやすく描かれていて!!原作とは違い友達の正体もしっかり分かり、とてもスッキリ!!また「いじめはいけない」のメッセージがあるような気がした。いやー
「2世紀少年・最終章」最高でした!!

          さまよう刃  
作家東野圭吾の150万部を超すベストセラー記録を樹立している「さまよう刃」、映画化は難しいといわれてきた作品とあの「半落ち」で名演技をした寺尾聡の主演という事で映画館に足を運んだ、
長峰(寺尾聡)の娘は2人の少年によって拉致され薬物投与・レイプそのうえ殺害されてしまう、2人の少年に頼まれ車を出した少年から、留守番電話で二人の犯人の名を知り復讐するために長野〜川崎へと犯人を追いつめ、命を取るよりももっと重いものを背中に背負わせるために、空砲の銃をむける、しかし、目的を達する前に警官によって長峰は射殺されてしまう、寺尾聡の演技が素晴らしいだけに、余計に切なく・むなしく・やるせない映画に仕上がっており、でめちゃめちゃブルーになって帰ってまいりました。若者による殺人事件が増えているだけに少年法などの問題を考えさせられる作品でした。